問題探しの人から離れよう

「死が迫った人は
やり残した多くの問題を抱えている」
という思い込みが
終末期医療の現場に蔓延っている

確かに
過去に多くのやり残したことがある
という人は多い

多いと言うか9割はそうだ
つまり1割はそうではない

ここで問題なのは
「死が迫った人は
問題を抱えているんだ」
という思い込みだ

特にそういう人をたくさんみる
医療者が持ちやすい視点だ

患者さんを「問題を抱えた人」
という前提で接する

これは無意識に行われている

だから
単に寡黙な人は
医療者に心を開かない人
というレッテルを貼られる

単に明るい人は
死を受け入れられない人
というレッテルを貼られる

相手を「問題を抱えた人」
と決めつけるのは
その人自身が問題を抱えている
という背景がある

「問題探し」は
「正解探し」
「自分探し」
と同様に危険だ

問題探しの人は
やたら欠点を指摘する人
粗探しをする人
求めてないアドバイスをする人
教えたがり屋
と同じ人だ

あなたが自分の人生の主人公として
生きる道を選ぶなら
距離を置いた方が良い人たちだ

目の前の人は
幸せに生きているかもしれない
凄く楽しいことがあったかもしれない
昇進したかもしれない
病気になったけど
周りの人とのつながりに感謝して
日々充実しているかもしれない

にもかかわらず
最初から問題がある
と決めつけて接する人と一緒にいて
良い影響を受けることはない

あなたのことを見下しているのだから

だから
最初はニュートラルに接する人
単に目の前の初対面の人
として接してくれる人と
一緒にいる方が良い

目の前の人に
ニュートラルに接することができる
のは自立しているという証だから
自分の人生を主人公として生きている
という証だからだ

自立しているからこそ
相手も自立しているという前提で
ニュートラルに接することができる

だからこそ
自分が人生の主人公として生きる道を
選んだあなたと一緒にいることで
あなたは
より人生の主人公として
生きられるようになる

 

問題探しの人から離れよう!

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