人生を真剣に考え直した1ヶ月

至急精密検査が必要という
健康診断結果が2月初めに届いた
血の気が引いた
便潜血陽性つまり大腸癌が疑われ
大腸内視鏡を受けろという意味
確定では無く、可能性の段階
そんなことは医師だからわかってる
いや、癌治療や終末期が専門だから
様々なエピソードを知っているので
より一層不安が募っていく
コロナで検査が中々受けられない
だから素早い行動が必要になる
不安で止まっている暇はなく
持てる知識を総動員して
最短で検査を受けれる所を探す
早いだけでなく腕が確かな所に
片っ端から電話した
1番良さそうなクリニックが最短で
2週間後に大腸カメラを受けることに
普段通り診療し
子供の誕生日をお祝いしたり
不安は日々増すけれど
だからといって癌でないことを
ただ祈って待つだけではダメだ
同じ待つなら結果が判明した瞬間に
すぐ動けるように準備すると決めた
癌でなければそれで良い
癌だとしても手術可能か否かで
対応は完全に違う
どっちでも対応できるように
計画をしっかり立てた
医療だけでなく家族の人生も
特にお金についてもの凄く考えた
全ての計画を立て終わった時
後は結果が出たら動き出すだけと
不安はあるけれど何かスッキリした
人生について考えてきたつもりが
いかに考えてなかったのかが
ハッキリとわかった
自分の甘さも未熟さも無計画さも
嫌というほど実感した
医師としていろいろわかってる
「つもり」になってただけかも
身にしみてわかった
ビジネスも頑張ってるつもりが
本当につもりだったとわかった
心の底から
このままじゃ終われない
と思った
ほんと、こんなに自分の人生を
真剣に見つめ直して
真剣に考えたことはなかった
真面目に、今まで何やってきたんだ
と大反省した1ヶ月でした
もし何ともなかったら
日々これくらい全力で生きよう
そう思いつつ大腸内視鏡の日が来た
下剤を1本飲んだり、
2リットルの下剤を飲み干したりと
前処置は大変だと聞いてたし
実際大変だっけど、
検査のためにやるべき事をやる
鎮静剤のおかげで気づいたら
検査は終わっていた
丁寧に検査結果を説明して頂き
大腸に全く異常なしだった
まだ生きていられるんだ
そう思ったら泣けてきた
わかった瞬間から全力で動き始めた
後少しで完成する本の原稿に
今回の体験を入れることにした
だって今回出版の機会を頂いた本は
奇しくも
死を意識することで人生を変える
というテーマだから
驚くほど今回の体験が役に立つし
私自身、今回のことで
人生を見つめ直したり
計画し直したり
すぐに行動ができたのは
自分で実践してきた内容で
原稿にするために改めて
練ってきたことだったから
もちろん癌でなかったから
今の気持ちでいられるわけだけど
今回の体験とそこから学んだことは
誰かの役に立つはず
出版応援団の方々には既に
シェアしたけれど、
改めてこの長い投稿を読んでくれた
あなたの役にも立てば嬉しいです
これからは今まで以上に
生きてることに感謝して
自分も家族も周りの方々も
仕事もお金も健康も時間も
もっともっと大事にして
人生すべてにおいて全力で
生きるのと
人の役に立つコンテンツを
発信していきます
よろしくお願い致します
ある意味それに気づけた
2021年2月26日は
第二の誕生日です。