目標を共有する

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痛みが強い患者さんが
「眠気が出たら困るから
医療用麻薬は使いたくない」
と言っている
辛そうだから力を貸して
と主治医から依頼があります

病室に伺うと
確かに痛そう
本人に話を聴くと
「残された時間を家族との
コミュニケーションに使いたい
だから眠気が出る薬はイヤだ」

コミュニケーションを
大事にされてるんですね

「そうです。」

今の痛みで満足のいく
コミュニケーションはとれてますか?

「最近話すのも辛くなってきました」

今も痛そうですね。
コミュニケーションが取れないくらい
痛くても、
薬を使わずに今の状態で良いですか?

「えっ?」

コミュニケーションを大事にするために
薬を使わないことで
痛くてコミュニケーションが
とれないなら
別の考え方もあるかなと思いました

「別の?」

コミュニケーションが取れるレベルまで
医療用麻薬を調整してはいかがでしょう?

「コミュニケーションが取れるレベル?」

そう
ひとまず話せるレベルまで薬を調整して
話せるようになったら
その後のことを相談しましょう

「そんなことができるんですか?」

あなたのご協力があればできます

「長くかかりますか?」

早ければ明日くらいには

「そんなに早く?」

ええ
試してみられるなら
詳しくご説明しますが

「じゃあ、やってみます」

大体こんな流れになります
うまくいかないのは
目標がズレてるから

医師は痛みをとることが目標
患者さんはコミュニケーションが
とれるようになることが目標

目標を共有して
一緒に歩むから大きな結果が出る

その次に
目標に期限を決められたら
さらに結果が出る

 

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