立場は尊重するもの

立場は違うもの

「部下の考えていることが
わからなくて困っている」
という上司は多い

患者さんの考えがわからない医師
女心のわからない男
若い人の気持ちがわからない中年
お客様の立場に立てない従業員

多くの人が同じ問題を抱えている
そして同時に解決策を探している
あなたもその一人だろうか?

もちろん相手の立場に立てるに
こしたことはない
でも
相手の立場に立てているつもり
になることは危険なことだ

究極的に
私たちは相手その人にはなれない
だから相手の頭の中のことを
完璧に理解することはできない
だからこそ
コミュニケーションを通じて
わかり合おうとすることができる
「わからない」と言っているだけでは
永遠にわかり合うことができない

お互いに立場は違う
でも
同じ景色を一緒に見ることはできる

このときに
同じ景色を見ていても
見え方は人によって違う
ということを知っていることが重要だ

夕暮れの街並みを見て
きれいと思う人もいる
物悲しいと思う人もいる
ワクワクする人もいる
感動する人もいる

同じものを見ているから
同じように見えているはず
と思うことですれ違いが生まれる

「夕日がきれいだね」と言われて
「何言ってるの?
普通悲しいと思うでしょ?」
と返してはわかり合えない

きれいでも良いし
悲しくても良い
自分にはきれいに見えるが
相手には悲しく見えている
そこから出発することで
相手の立場を尊重した
コミュニケーションができる

どちらかが正しくて
とちらかが間違っている
白黒はっきりつけなければ
と考えていると敵だらけになる

悲しいという見方があるんだ
と考えていると仲間が増えていく

 

相手の立場を学ぼう!