想いは届いて初めて想いになる

「熱い想いで医療をしています」
「言わなくても想いは伝わるはず」

とにかく日本人は想うのが好きだ
そして
想っていれば勝手に伝わる
と信じている

だから
「あなたのためを思っているのに」
とか
「どうしてわかってくれないの」
という事態が起こる

想いが伝わらないのではなく
想いを伝える努力をしていない
ということに気づこう

そう

努力から逃げているだけなのだ

あなたがどんなに想っていても
相手に1ミリも伝わっていなら
あなたの伝え方が悪いのだ

多くの人は相手のせいにする
相手のせいにすると問題は
永遠に解決しない

想っていればいつかは伝わる
のかもしれないが
その「いつか」まで生きてるの?
そんな保証は誰にもできない
「いつか」が来ないまま死ぬ人が
非常に多いという事実を
嫌というほど見てきた

あなたが想いを伝えたいなら
あなたが伝える方法を変えるのだ

たとえば
「自分は背中で語るタイプなので
そこから学んでもらっています」
という指導者がいた

しかしその人は
「教えても人が育たない」
「最近の人は学ぶ意欲がない」
と思っていた

確かに人一倍熱い思いを持って
仕事や指導をしていたが
その想いは誰にも届いていない

背中以外で語る方法を確立する
努力を頑なに拒み
指導を受けにくる人はいなくなった
後進を育てたいという想いは
誰にも届かなくなってしまった

これは野球のピッチャーが
直球ストレートしか投げられない
という状況と同じだ

誰も手を出せない豪速球ならいい
そこそこの速さなら打たれる

当然ながらチームには
優勝するという目標がある
ピッチャーがマウンドに立って
人々に勇気を与えたい
といくら想ったところで
ファンも優勝するところが見たい

ならば優勝に貢献するピッチャー
という選択肢を持てば
ピッチャーとして人々に勇気を
与えることができる

そのためにカーブやスライダーも
投げれるようになる必要がある

想いを届ける手段を持たなければ
単なる自己満足だ
そして単純に努力不足だ

 

想いは届いて初めて想いになる

 

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