ルールを作る側の指導者になる

今週の講演会で新しい試みをします
若手とコラボの講演会です

私は医学の講演会は一人でやってます
複数でやると
一貫性がでない
重複が多い
逆に重要だが誰も触れない部分がある
という事態がしばしば起こります

入念に打ち合わせをしていれば
そんなことは起こりません
内容より企画ありきの場合は
不具合が起こります

今回コラボ講演をするのは
若手に講演の経験を積ませたいから
そして講演テーマに最適の人材だから

専門家として5年経つと
「誰でも短期間で習得できる」
と言っても信憑性が低下する

専門家だから出来るんじゃないか?
という疑問に答えるのは実は難しい
むしろ短期間で習得した若手に
話をしてもらう方が信憑性が高い

若手医師には
学会などで発表をする機会はあるが
講演をする機会はない

講演は講演を重ねるたびに上手くなる
だから
最初が最も下手だ
最初が最も自信がない
最初が最も重要だ

私は弟子にバックヤードも全て見せる
企画段階から講演するまでの流れを
全て体験してもらう

見せているだけだと付き人になる
いずれ弟子が出来るようになるために
完成版を見せるのではなく
準備から参加させる
流れを自身で掴む中で
少しずつ自信が生まれてくる
そう最初は自信なんてない
やっているうちに生まれるものだ
という真意を掴んでもらう

自分と同じ道を歩ませるのではなく
自分の道を歩いていくための
準備をさせることが最も重要だ

だから懇切丁寧に教えるだけでなく
時にはもっとやれと
ケツを切り上げるのも教育だ

最近は教育のルールが
どんどん厳しくなってきていて
優しく、甘やかして育てることが
良い教育のように思われている

でもルールなんて破ってなんぼ
どうせなら作る側に回る方が
何倍も楽しい
作る側はいつでも
ルールを自由に改定できるから

指導者が自分の責任でできる
弟子をより成長させるための選択肢を
たくさん持っているのは
非常に有利なことだ

若手が講演をしてみたくても
指導者が講演したこと無ければ
講演の機会など作り出せない

指導者は選択肢を増やすことに
全力を注ごう!

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