「講師をする時の資格はありますか」
医学、コミュニケーションの分野で
講演会やセミナー講師をしていると
講演会開催までのコーチングの依頼や
相談を頂きます
その中で多いのが
講師をやってみたいが
自分がやっても良いのだろうか?
というものです
●●協会認定講師しか
●●の講演はしてはいけない
と決まっているものは別として
講師になるのに資格は不要
というのが多いです
だから度胸さえあれば誰でも
人前で話すことはできます
でも
人前で話すのが目標ではないはず
講師は話す仕事ではなく
受講者に価値を提供する仕事だ
楽しさかもしれない
感動かもしれない
知識かもしれない
わかりやすさかもしれない
行動を促すことかもしれない
何らかの価値を提供するのだ
だから第一の資格として
受講者に提供できる価値があること
第二の資格として
質問に即答できること
単に本やネットで調べたことを
寄せ集めて話をする人は
質疑応答で歯切れが悪い
想定外の質問が来ると
知識があやふやなのが露呈する
経験を尋ねても
明確な答えが返ってこない
一方で
自分の経験に裏打ちされた知識を
話す人は質疑応答の切れ味が鋭い
中には
本編よりも質疑応答の方がハイレベル
という凄い講師もいる
余談だが、最も驚いたのは
質疑応答から始まって本編に入った
講演だった
そして質疑応答が見事な講師の講演は
質問の質が高い
質問のための質問や
細かいことを聴く人が少ない
だから講演の企画開催までを
コーチングする場合は
最初の段階で
提供できる価値について尋ねる
そして
その価値に対して矢継ぎ早に質問する
素人からの質問に
全て即答できなければ
まだ講師は早い
質問は即答で!