人の苦労も知らないで
と思うだけでは解決しない
医療業界の報道が問題になる度に
人の苦労も知らないで
と怒っている医療者が結構います
私もその一人です
どれだけ強く思っても
その苦労が伝わることはありません
年末年始の経験で理由が分かりました
それは
人は体験したことがないことには
無関心だと言うことです
たとえば
私は子供が生まれるまで
子連れで出かける大変さが
わかりませんでした
子供と出かけるようになってから
ちょっとした段差を超えるためだけに
何百メートルも回り道をしたり
そもそもエレベーターがない電車を
調べないといけなかったり
荷物が何倍にも増えたり
ということを体験しました
初めて大変さを体験することで
子供が二人なら
とか
双子なら
とか
様々なことに思いが巡るようになり
さらに解決策はないだろうか
という発想になりました
知識だけでわかったつもりになる
ということはあります
でも実際に体験してみなければ
他人事でしかありません
体験することで当事者意識が生まれ
本当の意味で理解することができます
私は医療業界にいるので
医療業界のことは体験しています
しかし
医療を体験しているかは別です
医療を始めて体験した人しか
医療の大変さは理解できません
体験の数が多い人ほど
世の中の見方も多くなります
だから
どんどん体験していくことが重要です
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