0か100しかないの?

0か100しかないの?

医療現場では
治療をちょっとだけする
という選択肢はありません
やるかやらないか
という0が100の選択が中心です

それに慣れてくると
時として一般的な感覚とズレてきます

痩せたいけどケーキは食べたい
とか
仕事頑張りたいけど飲みにも行きたい
のような0か100かではなく
中間のところがたくさんあります

以前こんなことがありました

一切治療はして欲しくない
早く天国へ行きたい
という患者さんがいました

普通はそう言われると
治療を受けるように説得し続ける
または
一切何もしない
という対応が一般的です

その患者さんとお話ししていて
治療はして欲しくないけど
痛みは辛い
ということが分かりました

そこで患者さんに言いました

希望通り他の治療はしませんが
痛みが辛いのなら
痛み止めだけ飲みませんか?

すると即答で
お願いします
と返事を頂きました

痛み止めをお出しして
痛みが取れてきたら
その日はそこで診察終了にしました

約束は約束です

せっかく一切拒否していた薬を
飲んでみる気になったので
それ以上望むのは
逆に100を求めることになります

その後どうするのかは
話し合いながら後々決めればいい

元々の目的は何なのかを
常に念頭に置いていれば
最終的に何をするべきなのか
決めることができます

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