相手のために断れ

「相手の問題解決を代行すると
相手のためにならない」
終末期医療のコンサルタントとして
医療者にアドバイスをするときに
最も気をつけていることです

コーチングも同じです
クライアントの問題を
解決してあげると
その内クライアントは
自分で解決しようとしなくなります

同じように
餌をもらっている動物は
狩りをしなくなります

対価を払って代行して貰うのは
立派な仕事なので良いです
しかし
無償で代行するのは
相手をダメにしてしまいます
相手の機会を奪ってしまうからです

何でもかんでも有料にしろ
という意味でありません
無償代行が本当に
相手のためになるのかを
冷静に考えた方が良いのです

承認欲求が強い人ほど
無償代行をしてしまいます

ありがとうと言われたい
有能だと思われたい
褒められたい
良い人だと思われたい
といった思いから始まります

たとえば
有能だと思われたいから
部下に事細かに指示を出したり
代わりにやったりしていると
自発性のある部下や
有能な部下は育ちません
あの人に任していれば良いや
と思われるからです
それが部下のためになるかどうか
冷静に考えなければなりません

褒められたいから
何でも引き受けていると
褒めれば何でもやってくれる
と思われて相手は何でも
お願いするようになります
そうなると相手のためにも
自分のためにもなりません

いずれ破綻して
こんなにやってあげてるのに
なぜ何もしないんだ
と思い始めます
しかし
その結果は自分が招いたのです
やらない人にさせたのは
他ならぬ自分です

だからこそ
相手のために無償代行は断るべき
なのです

自分がやらなくても良い事なら
相手のためになりません
それでもやってあげるのは
相手のためではなく
自分のためです

それを理解して
断るべき時は断りましょう

 

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