質問中心の教育

若手医師の研修期間も
半分が過ぎました

毎日いろいろな質問をします
そこまで考えるの?と思われる
レベルまで質問します

質問中心の教育方法の良い所は
思わぬ面白い意見や考えが
飛び出してくるところです

「そんな理論があるんだ!」
とか
「この本にそんな事書いてたの?」
というように私自身勉強になります

一般的な教育方法は
上司が自分の見解を述べたり
正解を与えて終わります
質問しまくるメリットは
質問が上手ければ様々な気付きが
得られるところです
逆に質問が下手なら
尋問のようになってしまいます

今日も「人は理屈で動くのか?」
という課題が見つかったので
質問していく中で
認識や理解には階層がある
とか
人文科学的なアプローチという
私が全く知らなかった話題が
飛び出し
教養が深まりました

私が専門家の立場から
「正解はこうだ!」
と言うだけでは
出会えなかった話です

そもそも正解は状況次第です
今回は正解でも次回は不正解
ということはざらにあります

だからこそ
今回最もよい方法はなにか?
を日々探していく
そして
常によい方法を見つけられるように
指導していくことが重要です

医師教育は学習者が
サービス提供者なので
上手く指導できれば
医療サービスの向上に直結します

医師教育を通じて
良い医療を提供できるように
していくことが楽しみの一つです

 

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