体の痛みを治療するときに
医療者は数字で把握します
0は痛み無し
10は最悪の痛み
患者さんに何点か答えて頂きます
痛みの強さは
現時点では検査で測定できません
だから
患者さんに聞くしかありません
初心者は数字を聞くことに
時間を費やします
上級者は数字の意味を聞くことに
時間を費やします
そうすることで
痛みを判断する基準を作るのです
最初は誰もが
痛みをよくするために数字を
動かしているのです
でも途中から
数字にとらわれてしまいます
痛みをとることが目的で
数字は判断するための手段だったのに
数字を動かすことが目的になる
だから治療の目標を見失い
どんどん迷走してしまいます
数字はただ数字です
数字そのものに意味はありません
数字の奥に
痛みをとるという意味があるから
重要なのです
意味を見失うのは
最初の段階で
判断する基準を創らなかったから
判断の基準を作ると
自分の治療や行動が
基準を超えたか越えていないかが
わかるようになります
つまり
ふり返るきっかけになる
しっかりふり返るから
改善できる
改善できるから
目標に近づいていく
それができないと
スランプに陥ります
スランプは
基準がないもしくは基準が低すぎる
ことによって起こります
スランプを抜けるには
まず自分なりの基準を作ります
そして次に基準を上げていきます
成功するには成功する基準で行動する
「自分なりに勉強頑張ってます」
という受験生が
志望校に合格しないのは
勉強しているつもりでも
合格する基準に照らし合わせると
勉強していないレベルだからです
でも勉強頑張っているつもりに
なっているから伸びない
これがスランプです
まず基準を作ろう