「誰かいい人いませんか?」
婚活中の人からではなく
医師の集まりで聞かれました
「終末期医療に興味を持つ医師が
少ないから人手不足だ」
ということでした
若手医師教育の話題になりました
教育には時間がかかるから
研修医は断っている
専門研修も終わって
一人前の人を探している
でも誰も来ない
という趣旨のお話でした
なんか勿体ないなと思いました
若者からしか勉強できないことって
本当にたくさんある
できることが増えたベテランにはない
出来ることが少ないからこそ
足しげく患者さんの元に通い
何度も対話を重ねながら
患者さんをよくしたいと言う熱意
そして努力
ベテランには当たり前すぎて
意識化にも上らない問題を
質問されることで言語化する
チャンスをもらえること
そして
自分は昔から
今の実力があったわけではなく
何度も何度も失敗し改善し
睡眠を惜しんでさらなる成長を
求め続けた時期があったことを
ふと思い出させてくれる
また
世代が違う人とのコミュニケーション
を見つめ直すきっかけを与えてくれる
何より若手医師が育っていく
お手伝いに多大な時間を費やしても
それを圧倒的に上回る利益が
継続的に社会に還元できる
良い医者に育ってくれれば
良い医者が生涯にわたって
患者さんに与える影響は計り知れない
年々修行していた時の記憶は薄れる
だから鮮明に覚えている今のうちに
どうやって成長してきたのかを
若手に伝えて
是非自分がいけなかった領域まで
進化していってほしいなと思う
彼らが今の自分の学年になる時に
自分よりもハイレベルなら
大成功だなと思います
研修医が来てくれると
いろいろ考えるきっかけになって
本当いありがたい
せっかく選択してくれた
ご縁を大切に
見返りを求めない教育が
業界の人を増やすきっかけになる