あなたは悲劇のヒロインではない

医師をしていると
不思議な病気にたくさん出会います
原因不明の病気なんて
日常茶飯事です

意外かもしれませんが
原因が判明している病気
というのは少数派である
という事がわかります

病気も治療も
仮説であることが当たり前

だから
原因が判明しなければ
治療できない訳ではない

原因ははっきりしないけど
治療は出来るものは多い

にもかかわらず

物事に取り組むとき
原因究明にこだわる人

解決に向かう人
の2グループに分かれます

原因にこだわる人は
意識的か無意識かはわからないけど
自分を悲劇のヒロインだと考えている

医師に
「病気の原因は何ですか?」
「なんで病気になったんですか?」
と延々聞き続ける人がいます

何度聞いても
わからないものはわからない

でも解決方法があるなら
原因なんてわからなくても
先に進めばいい

たとえば
最近とある原因不明の
痛みが出現する病気の患者さんを
数人診療しました

全員が悲劇のヒロインでした
悲劇を医療者に聞いてもらうことを
生きがいにしています

以前は1時間くらいかかりましたが
コーチングで用いる
会話の展開の仕方を意識すると
10分くらいで大体良くなります

内容は簡単に言うと
あなたは悲劇のヒロインではなく
痛いことがメリットになっている
っていうことに気づいてもらう
そして本当に良くなりたいと
決断してもらう

そして薬を処方します

早い人だと翌日には
結構良くなってる

長くても1か月もあれば
日常生活は送れるレベルになる

医学には答えはなかったけど
コーチングを学ぶと答えが出た

正解かどうかはわからないけど
今まで全員良くなったので
間違いではない
いや自分の中では
正解になっている

問題がどこに潜んでいるのか
そして
問題解決方法は何か

これがハッキリすれば
大体の問題は解決する

 

解決方法を探そう!
見つからなければ
コーチに協力してもらおう!

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