止めてくれる人が必要です

GLAYの「生きがい」という歌の
歌詞がとても好きです

特に好きな部分が

もうおやすみと
誰かが言ってあげなきゃ
はりつめた　その心を
癒せはしないだろう

です

人の最期に携わるっていると
ほとんどの人の心は張りつめています

その中で当初の目的を見失い
誰も望んでいないような治療へと
進んで行きそうになることが
多々あります

そんな時に私たち医師の仕事は

もう十分頑張りました
この辺りにしておいては
いかがでしょうか？

と声をかけることです

一生懸命になればなるほど
止まるに止まれなくなることが
あるものです

本当は止まった方が良いと
心の奥では思っているのに
止まることができない
そんな時には
止めてくれる人が必要です

もちろん止まりたくない人もいます
その人は止まる必要はありません
ただ大半の人は止まりたいのに
止まれなくなってしまっているので
一旦止まるように促すのです

その一言で
破滅的な泥沼の戦いを避けることが
できるなら
私はいくらでもいいます

先日も
止まれなくなってしまって
困っている患者さんとご家族がいて
お話をしてもどうにもならないので
助けて欲しいと一緒に仕事をしている
看護師さんから電話がありました

その日の私の仕事は
もうこの辺にしてはいかがでしょうか
と一旦立ち止まれるように
声掛けをすることだけでした

その一言で話はまとまり
当初の患者さんとご家族の希望される
方向性に戻ることが出来ました

このように
冷静に止まるべき時に
止めてくれる人はとても重要です

医療以外でも
私はコーチとして冷静に
クライアントに全力で進んで貰ったり
逆に一旦止まって貰ったりします

ただただ進め
だけではなく
必要なら止めてくれる人がいる
ということは
人生を変えていく時に絶対に必要です

是非そんな人を
あなたの人生の冒険のメンバーに
いれて下さいね！

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