退院が決まった時に
急に心配事が増える人
と
すぐに病院を飛び出そうとする人
に分かれる
心配事が増えるのは完璧志向の人だ
「完璧」になるまで次に進まない
生き方をしてきた人たちだ
リスクも不安も全くない
そんな状態にならないと
次に進もうとしない
だから
今まで気にしなかった
些細なことまで気になる
一方で
すぐに病院を飛び出すのは
柔軟性のある生き方をしてきた人だ
世の中は不確実なものだから
常に見切り発車をする
まず発車してから軌道修正をする
完璧志向の人は
次々に不安や問題を提示する
だから退院がどんどん遅くなる
そして
不安で自分では行動しなくなる
自分で出来ることでも
医療者にやってもらうようになる
すると気付いた時には
筋力が弱ってしまって
もはや家に帰っても
自分で活動できなくなる
結局自宅に帰ることが
できなる人が多くなる
柔軟性のある生き方をする人は
現状で自分に出来ることを
常に探している
病院に居ても家に居ても同じなら
より自分に主導権のある家を選ぶ
帰るために最低限必要な方法を
医療者に聞いて素早く帰る
行動しないことこそリスク
そして
他人に人生の主導権を
渡すことこそリスク
だと知っているからだ
さらに現状で出来ることを
最大限探す姿勢から
より柔軟性が身につく
単に医療の問題ではない
生き方の問題なのだ
人生の主人公として生きるなら
柔軟性と適応力が必要だ
柔軟性とは選択肢の多さ
適応力とは選択肢の深さ
まずは選択肢を増やすことが重要だ
今を良くするために出来ることを
常に考え続けよう
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