「間違いだらけの●●」とか
「正しい●●の方法」というタイトルの
本はたくさんあります
小学校から中学校までの9年間
または高校までの12年間は
正しい答えが一つだけあると
教えられます
そして間違えてはいけないとも
教えられます
最近では専門学校や大学でも
正解が一つしかないと教えます
いかに早く正解にたどり着くかを競う
そんな教えを長年受けます
すると社会人になっても
どこかに正解があるから
早く見つけないといけない
という考え方になってしまいます
医療現場でも同じです
進行がんが見つかった時、
「抗がん剤治療が唯一の正解で
他の選択は間違い」と考える人が多い
逆に
「抗がん剤治療は間違いで
●●療法が正しい」と考える人もいる
他にも
「症状を抑えて治療せずに最期を迎える」
や
「最期まで徹底的に治療する」
という方法もあります
これら全て正しいや間違いではない
本人が納得したうえでどれを選択するか
そして本人が満足できるかが大事
2016年には正しかった方法でも
2018年には間違いかもしれない
逆もあるかもしれない
日本では正しくても
外国では間違いかもしれない
正しいとか間違いって
それくらい不確実なもの
時期的に「自分は正しく
●●は間違っている」という言葉が
そこらじゅうで飛び交っていて
うんざりしていた時に
長倉顕太さんの「不正論」という
電子書籍を読んでいて
正しいと思うことが間違い
自分の正しさを押し付けると
時に誰かを追いつめる
誰かの正しさを押し付けられると
自分が苦しくなる
正しさからの解放こそ人生を楽しむコツ
という内容が書かれていた
自分も正しいし、相手も正しい
自分も間違うし、相手も間違う
僕はそれくらいのスタンスを目指そう
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